18/03/06 引越しコラム column

生理が来ないのに妊娠検査薬が陰性。原因と妊娠の可能性は?


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「生理が来ないのに検査薬は陰性だった」

これはとても不安になります。

原因はいったい何なのでしょうか?妊娠や病気の可能性もあるのでしょうか?

どんな原因があるのか幅広く見ていきましょう。

妊娠検査薬の仕組みは?タイミングは?

判断可能なのは生理予定日の1週間後以降です。だいたい性交の3週間後くらいですが、これにはもちろん個人差があります。

早期妊娠検査薬という物も売っていますが、精度は落ちてしまいます。

妊娠検査薬の使い方はとても簡単です。しかし、簡単だからといってしっかりと説明書を読まない方もいます。

タイミングが合わないせいで陰性と出てしまうこともあるので、説明書はちゃんと読みましょう。

妊娠検査薬が妊娠と判断できる仕組みは、妊娠すると分泌されるホルモンhCGに反応するからです。このホルモンは着床すると分泌量が増えるので、尿の中のhCGを測って妊娠したかどうかを判断しています。

基準はhCGが50mIU/mL以上で陽性になります。

生理が来ないのに陰性の原因

フライング検査

先述の通り検査薬の使用できる時期(タイミング)は決まっており、検査したタイミングが記載されている日数よりも早かったり、何らかの理由で生理周期が遅れていたりするときはフライング検査になります。

1週間から2週間くらいたってから再検査してみましょう。

ホルモン濃度が高すぎた

多胎児の場合、hCGの濃度が高すぎて測定の上限を超えると陰性反応になってしまいます。

逆に濃度が薄すぎた

水分を多く摂っていたりすると尿の濃度は下がります。

濃度が下がるという事はhCGの濃度も低くなっていますので、陰性になる原因にもなります。

朝起きた時に検査薬を使用しましょう。

異常妊娠

子宮外妊娠などは通常の妊娠に比べてhCG濃度が高くなりにくく、陰性になってしまうことがあります。

ホルモンバランスが乱れているために生理が来ない

女性は卵胞ホルモン、黄体ホルモンによって女性ホルモンをコントロールしています。

通常卵胞ホルモンと黄体ホルモンが交互に分泌されることによって生理周期のバランスをとっていますが、分泌量やサイクルが狂うことでバランスが崩れてしまいます。

生理が遅れる理由

生理の時期から排卵期までに卵胞ホルモンが卵巣内にある卵胞を成熟させるので、ホルモンバランスが変化します。このバランスが崩れると生理が遅れてしまう場合があります。

偏った食事

炭水化物を多く含む食事をとりすぎると正常に生理が来なくなります。

血液中の血糖値を下げるためにインスリンが過剰に分泌され「高インスリン血症」になるからです。

普段から炭水化物の多い食事やファーストフードなどを多く口にしている場合、回数や量を減らしてバランスの良い食事に変えてみましょう。

睡眠不足

睡眠ホルモンのメラトニンが睡眠不足によって分泌量が下がった場合、体内時計が狂い生理不順の原因になります。

寝る2時間前くらいになったらスマートフォンやパソコン、ゲーム、テレビなど眩しくて脳を刺激するものをやめて部屋を徐々に暗くし、リラックスできるよう心がけましょう。

また、睡眠時間は5時間以上とると良いです。

できれば、24~3時辺りの時間帯はしっかりと寝ておきましょう。

ストレス

仕事や私生活の疲れや環境の変化は大きなストレスになります。

ストレスは無意識のうちに感じることもあり、原因の心当たりがないこともあります。

そんな時に生理不順をおこし、それが新たなストレスの原因になってしまうかもしれません。

私生活を見直したり、ストレス発散になる運動や、自分の好きなこと(読書や音楽を聴いたり映画を見るなど)気分転換をしてみましょう。

痩せすぎ、肥満

痩せすぎていると、体が生命活動をするのに精一杯になってしまい生理不順がおきます。また、肥満の場合は卵巣からの女性ホルモンに加え、脂肪組織から分泌される女性ホルモンも加わるためホルモンバランスが崩れます。

BMIでの基準は17以下は痩せすぎ、30以上は肥満です。

計算方法……BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))

(例)身長160cm 50kgの場合

50kg÷(1.60m×1.60m)=19.53

  • 18.5未満……低体重
  • 18.5 ≤ BMI < 25.0……普通体重
  • 25.0 ≤ BMI < 30.0……肥満(1度)
  • 30.0 ≤ BMI < 35.0……肥満(2度)
  • 35.0 ≤ BMI < 40.0……肥満(3度)
  • 40.0 ≤ BMI……肥満(4度)

急に激しい運動をする

普段あまり運動をしない方が急に運動をすると体に大きな負担がかかるためホルモンが分泌されにくくなってしまいます。これがきっかけになり生理不順につながる可能性もあります。

たとえ話ですが、流行っているからといっていきなりマラソンを始めたりせずに、まずは軽いジョギングから始めましょう。

その他

飲酒、喫煙は控えましょう。

病気が原因の生理不順

妊娠や生活習慣が生理の来ない原因ではない場合、病気の可能性があります。次のような症状がある場合は、病院へ行くようにしましょう。

甲状腺機能異常

新陳代謝を整える機能を持つ甲状腺ホルモンを分泌する能力が低下するものです。

生理不順、不妊、流産の可能性などの症状があります。

治療によって改善するので症状に心当たりがあればすぐに婦人科へ。

男性ホルモン分泌過多

女性ホルモンより男性ホルモンの方が多くなる状態です。

ニキビ、毛深くなる、声が低くなるなど。

子宮筋腫

子宮の筋肉や粘膜にできる良性の腫瘍です。

部位によっても変わってきますが生理不順につながります。

子宮内膜症

何らかの原因により卵巣などの子宮外に子宮内膜ができます。強い生理痛が特徴ですが生理不順になります。

子宮内膜ポリープ

子宮内膜にポリープができてしまう病気です。

ホルモンが過剰分泌されることが原因です。

悪性の場合は手術を考える必要があります。

子宮頸がん

子宮頚部にできるガンです。

頸部とは子宮から膣に繋がっている部分の事です。

自覚症状はありませんが進行すると出血があります。

子宮体ガン

子宮の内側にガンができてしまう病気です。

出産経験がない方、長い間生理不順の方がなりやすいです。

陰性でも妊娠している場合の症状

検査薬で陰性でも、その後の体に出てくる症状で妊娠の可能性があります。

自身の体調や日々の記録をしっかりとみていきましょう。

つわり

吐き気に加えて苦手な臭い、食べ物などができてしまう事です。

基本的に乗り物酔いのような症状ですが、個人差によって重い人、軽い人がいます。

高温期

基礎体温を付けている方は体温が高い状態が2週間以上続くことで妊娠に気づくと思います。妊娠を望む場合、基礎体温はつけておきましょう。

妊娠検査薬で再検査をする場合

再検査をする場合、検査のタイミングはだいたい最初の検査をしてから3日~1週間以降が良いです。

期間が短いと結果が変わらず意味がありません。

生理不順だった場合、1週間の間に生理が来ることもあります。

まとめ

赤ちゃんが欲しくて検査薬を使った場合、陰性だったらとってもがっかりしてしまいます。しかし、あまり焦ってはいけません。

その焦りがストレスになってしまうからです。

ストレスは赤ちゃんの欲しい人に禁物です。

しっかりと栄養を摂り、適度に運動をし、たっぷり眠り、葉酸を摂取しましょう。

生理不順の方は、生活習慣を見直してみると改善されるかと思います。

病気の可能性も視野に入れ、少しでも気になることがあれば婦人科を受診しましょう。