生後4ヶ月の身長や体重は?遊び飲みする?発育あるある全まとめ
出産:Fotolia
生後4ヶ月といえば、首も座りつつある赤ちゃんも多く、ママも出産後やっと一息入れられるぐらいの余裕が生まれてくる頃です。
しかし、赤ちゃんの育児は一筋縄ではいかず、「発達に遅れがないか」心配になりますよね。
そこで今回は、4ヶ月の赤ちゃんの発達や様子をご紹介していきます。
生後4ヶ月の赤ちゃんはどんな状態?
生後4か月の赤ちゃんの身長と体重
まず、平均的な身長と体重を紹介します。
- 男の子は身長59.9cmから68.5cm、体重5.7kgから8.7kg
- 女の子は身長58.2cmから66.8cm、体重5.4kgから8.2kg
この数字はあくまでも平均値であるので、この数字に入っていなくても過度に心配する必要はありません。生まれた時の体重の2倍ほどに増えていれば大丈夫です。
ただ、前回体重を測った時より体重が減っている場合は、注意が必要。ミルクや母乳を上手に飲めていないなど、体重が減っている原因が他にある場合もあるので、かかりつけ医や出産した病院に相談してみてください。
地域によっては、地域が執り行う「4ヶ月健診」が開催されるところもあり、不安に思っていること、疑問に思っていることと合わせて体重と身長の相談もしてみてください。
生後4か月健診では主に、「首が座っているか」「股関節脱臼の有無」「体重や身長」「頭囲・胸囲測定」などを行います。
生後4か月の赤ちゃんのあるある情報
これより先は、生後4ヶ月の赤ちゃんに関する、あるあるをご紹介します。
首はまだ完全に座らない
生後3ヶ月ごろより、赤ちゃんの首が座ってくると言われています。生後4ヶ月になると、首を支えることなく、抱っこができるまでになる赤ちゃんもいれば、まだまだ完璧には首が座らない赤ちゃんもいます。
個人差がありますが、生後5ヶ月頃までに首が座ればあまり心配はありません。ただ、生後5ヶ月を過ぎても、あまりにも首が座りそうにない場合は、病気などの可能性もでてくるので医師に相談してみてください。
まとめて寝てくれない
生後3ヶ月までは、3〜4時間ぐらいしかまとめて寝ることがなかった赤ちゃんも、生後4ヶ月にもなると、5時間〜6時間寝るようになります。ですが情報に踊らされて「うちの子は寝てくれない!何か異常があるの?!」と、パニックになる必要はなく、それぞれ睡眠時間は異なるのです。
赤ちゃんは体温調節がすごく苦手です。熱帯夜には、目が覚めてしまいます。赤ちゃんが何故まとめて寝てくれないかの、原因を突き止めることにより、より一層赤ちゃんもママも快適に1日を過ごせるようになるでしょう。
赤ちゃんが寝てくれるようになるまでは、ママも無理をしないで赤ちゃんが寝ている時に一緒に寝てください。多少部屋が散らかっていても、洗濯が溜まってしまったとしても問題ありません。生後4ヶ月の時期はとにかく睡眠時間を多く確保し、おだやかな気持ちで過ごせるように心がけましょう。
おっぱいの遊び飲み
生後4ヶ月の赤ちゃんは、だんだんと視野が広がる頃です。おっぱいやミルクを飲んでいる時に、見えるものが気になって仕方がない赤ちゃんもいます。その結果、おっぱいをくわえたまま飲もうとはしなかったり、口を動かすだけで飲んでいない状態になったり、遊び飲みになってしまうのです。
遊び飲みをしていると感じた場合は、いったんおっぱいやミルクから赤ちゃんを離し、もう一度おっぱいやミルクを欲しがるまで休憩しましょう。
「母乳やミルクは何時間毎に〇mlだけ飲まないと!!」と構えるのでなく、ある程度は赤ちゃんの気分や体調に合わせる必要もあるので心配はいりません。
横向き抱っこを嫌がるようになる
生後4か月の赤ちゃんはだんだんと首が座り、視野が広がったことで、横向きで抱きかかえられる体制を嫌がるようになります。横向き抱っこは、頭が固定されてしまうため、視野が限定されてしまうからです。
まだ完全に首が座っていない赤ちゃんを縦抱き抱っこすることに、不安を覚えるママやご家族もいるでしょう。しかし、赤ちゃんが喜ぶ体制をとってあげることも大切です。
縦抱き抱っこする場合は片方の腕や手で赤ちゃんを支え、もう片方の手は頭や首にそっと手を当ててあげてください。手を当ててあげないと、まだまだ完全に首の座らない赤ちゃんは、仰向けに反り返ってしまい危険だからです。
ながら抱っこなどはせずに、赤ちゃんをしっかりと抱きかかえてあげましょう。
1日の母乳やミルクの摂取量がまちまち
前述にもお伝えしたように、赤ちゃんは気分やちょっとした体調の変化で、母乳やミルクを飲む量が変動します。1回の摂取量が少なくても、1日のトータルの摂取量を目安にしてください。1日のトータルで飲めていれば、心配はありません。
ですが、母乳やミルクを飲まないことは、赤ちゃんが病気になってしまっているサインということもあります。以下のような状況が続くようならば、かかりつけの医師や出産した病院に相談しましょう。
- 常に泣いている、機嫌が悪い
- 元気がない
- 体重が減っている
- 数日間明らかに母乳やおっぱいの摂取量が減った
うつ伏せの状態で首を上げようとする
生後4ヶ月の赤ちゃんは首がだんだん座るころなので、うつ伏せの状態にすると首を一生懸命上げようとします。うつ伏せの状態にする場合は、片時も目を離さず、うつ伏せにする時間もほんの数分が望ましいでしょう。
大きな声で泣きぐずる
生後間もないころよりも、何倍もの大きな声で泣くようになります。上手く寝ることができない赤ちゃんも多く、眠たいのに寝られないとぐずる赤ちゃんも少なくありません。母乳やミルクをちゃんと飲んでおむつも交換したのに、寝ない場合は、上手く寝ることができず、赤ちゃん自身もイライラとしているのかもしれません。
いつもとは違った場所で寝かしつけてみたり、歌を歌ってあげたり、赤ちゃんとママの気分転換のために、お散歩に出かけたりと工夫してみてください。だいだいの赤ちゃんはママに抱っこされている安心感と、泣き疲れてぐっすりと寝てくれます。
ですがこんな状況が続くと、ママも疲れてしまいますよね。ストレスを溜めないように、赤ちゃんがお昼寝している間などは、パパやおばあちゃんに赤ちゃんの様子を見てもらい、外の空気を吸いに散歩や買い物にでかけるのもいいでしょう。
おむつサイズのかえどき
生後4ヶ月の赤ちゃんは新生児用のおむつから、Sサイズのおむつに変更するころです。各メーカーによっておなじSサイズでも大きさが異なることがあります。おむつ漏れや、ゴム跡などが残るなど、気になる場合は思い切ってメーカーを変えることをおすすめします。
まとめ
以上、生後4ヶ月の赤ちゃんの様子についてご紹介してきました。
紹介してきた様子はあくまでも、平均的な成長過程です。当てはまらないことがあっても赤ちゃんの成長には個人差があるので、さほど心配はありません。
気になることや、心配に思うことがある場合は溜め込まずに、かかりつけ医や適切な機関などで相談してみてください。
育児の疲れが出やすい生後4ヶ月ではありますが、貴重な体験である赤ちゃんの育児を楽しみましょう。