18/11/14 引越しコラム column

自然妊娠が可能な年齢は?40代女性の妊娠確率について解説


 

 

女性の社会進出に伴い晩婚化が進み、高齢出産も増えています。また、なかなか子どもが授からず不妊治療を選択する夫婦も珍しくありません。

でも、できれば高額で体に負担のかかる不妊治療ではなく、自然妊娠で子供を授かることができたらそれに越したことはありませんよね。
ここでは、「自然妊娠とは?」「妊娠は何歳頃まで可能なのか?」など、デリケートなテーマについて、質問、疑問を解説していきたいと思います。

自然妊娠とは?

自然妊娠とは、性交渉の後、精子と卵子が自然に出会って受精し、着床して受精卵が育つことを言います。近年は不妊に悩むカップルや高齢出産が増えており、さまざまな妊娠スタイルが増えたことから、自然現象の妊娠を「自然妊娠」と呼ぶことが増えています。

自然妊娠の条件

自然妊娠をするためには、さまざまな条件を満たす必要があります。
まず、男女どちらも身体的に健康であること、そして排卵の時期などのタイミングもあうことも大切です。

 

・男性:一度に射精する精子の数は、数千万から数億個ほどといわれております。またその精子の質が良質であり、動きも正常である必要があります。
精子の寿命はまちまちで、平均すると2~3日間、長いもので1週間ほどだそうです。
また、受精可能となるのは射精後約5~6時間後で、受精能力が維持されるのは約36時間と言われています。
受精のためには、その時間内に卵子と出会う必要があります。
しかも数千万から数億個の精子のうち、無事に受精することができるのはたったひとつ。
そう考えると、妊娠というのは本当に神秘的で、決して当たり前ではない出来事なんですね。
精子の数には限りがありませんが、遺伝的な体質や生活習慣やストレスなどによって、精巣の機能が衰えると、新たな精子を作ることができなくなったり、
作られる数が減ったりと不妊に原因になることがあります。

 

・女性:女性の体内では受精卵を着床し、その受精卵を育てる必要があるため、男性よりもより多くの条件が求められます。
女性は、原子卵胞(卵子のもととなる細胞)を約200~300万個もった状態で生まれます。
しかし、生理が始まる思春期の頃には、原子細胞は約20~30万個に減ってしまいます。
その後も1回の生理周期に1個の卵子を排卵するために原子卵胞はどんどん減っていくのです。精子のように新たに作られることはありません
このように卵子の数は年齢とともに減少し、質も低下するために染色体異常も起こりやすくなるのです。
染色体異常のある卵子が受精すると流産の可能性が高まってしまい、不妊の原因になります。

自然妊娠の年齢と確率

女性、男性どちらの体の状態も万全でないと、妊娠までいたらないことはお分かりいただけたかと思います。
それでは、女性の年齢が上がるにつれて、どれくらい妊娠しづらくなるのか、具体的な確率を見ていきましょう。(1周期平均28日前後)

20代…約20%~25%
30代前半…約15%~20%
30代後半…約10%
40歳…約5%
45歳…約1%

これは、健康な40歳の女性が性交渉をした場合、100人のうち、妊娠に至るのは5人未満ということを示しています。
45歳に至っては、1%です。
20代でも自然妊娠は25%程度に留まっています。
こうやってみると妊娠そのものが奇跡のような出来事だということが分かりますね。
とりわけ40代の自然妊娠は、なかなか厳しいというのが現実のようです。

ちなみに男性は、何歳になっても精子が作られるため、いつまでも妊娠させられると思われがちです。
しかし、実は精子も老化し、妊娠させる力が低下することが分かってきました。
また、さらに深く調べていくと加齢によって「精子機能がそれほど変わらない人」と「精子機能が低下する人」の2つのパターンがあることが分かりました。後者の場合は、35歳を過ぎると精子の質が悪くなることも分かってきました。
女性も男性も「35歳」がボーダーラインと言えるでしょう。ひとつの目安として頭に置いておくといいと思います。

 

40代での妊娠の実態

40代の自然妊娠はなかなか難しいということは分かっていただけたかと思いますが、かといって40代がまったく妊娠できないかといったら、そんなことはありません。
例えば、「妊娠した場合に中絶を選択する割合」は、実は10歳代と40代が非常に多くなっています。
思わぬ妊娠を経験している40代は実は少なくないのです。基本的に生理があれば、妊娠は可能です。
子どもを望むのであれば、40代だからと諦めず、妊娠しやすい環境を整えていくことが大切です。
では、具体的にどのように環境を整えたらいいのでしょうか?

自然妊娠するにはどうしたらいいのか?

タバコは百害あって一利なし!

タバコは卵巣機能にとって有害であると言われており、特にタバコに含まれるニコチンや他の有害物質が、排卵に関係する女性ホルモンを産み出すことを抑制し、卵子の遺伝子異常を引き起こしてしまいます。
またせっかく妊娠できても、流産する確率があがってしまいます。しかも胎盤機能が低下しやすく、胎盤が胎児よりも先に剥がれてしまう「常位胎盤早期剥離」が起こりやすくなるとも言われています。

女性だけでなく、男性にとっても喫煙習慣はよくありません。
昨今の研究によって喫煙によって、精子の質が悪くなるということも分かってきています。
妊娠を望む場合は、パートナーも含めまずはがんばって禁煙しましょう!

適正体重を心がけましょう!

女性の不妊の原因の12%は、肥満または痩せが原因と言われています。
具体的にはBMI30%(体重㎏/身長㎡)の場合は妊娠するまでに時間がかかりますし、流産のリスク因子になることが分かっています。
体重を落とすことで自然妊娠できる確率はぐっとあがります。また、男性はBMI25%以上になりますと、精子の質が悪くなると言われています。
男女ともに肥満には気をつけましょう。
逆に痩せすぎも注意です!
理想体重の15%以上の体重減少は月経異常をもたらし、30%以上の減少は第二度無月経になると言われています。
BMI19より少なく、月経が不規則な時、体重を増加することにより妊娠率が改善します。また、痩せすぎの場合、通常よりも早く閉経してしまう可能性もあります。
太りすぎ、痩せすぎにならないよう、適正体重を維持するよう心がけましょう。

精神的なストレスを緩和しましょう

妊娠したい!と強く思うがゆえに、それ自体がストレスになってしまうということもあります。不妊治療を続けても妊娠できず、「もういいかな」と諦めた矢先に自然妊娠した…というのも割とよく聞く話です。
妊娠したいと思ったら、心穏やかにストレスをためないよう心がけましょう。ストレスフルな生活を送っていると、ホルモンのバランスが崩れ、排卵が抑制されるという報告もあります。ヨガやアロマテラピー、その他趣味などに打ち込むのもいいですね。

まとめ

いかがでしたか?
自然妊娠は、あらゆる条件が合わさって起こる奇跡のような出来事であることがお分かりいただけたかと思います。とはいえ40代でも妊娠する確率は大いにあります。いつでもかわいい赤ちゃんが迎えられるよう、環境や体の状態を整え、心穏やかな日々を過ごしましょう。